今日使うシェーカーは一般的な形の500mlサイズのものです。
練習用にシェーカーの中に小豆を入れて飛び出さないようにビニールテープを貼ったものを用意しておくと何時でも練習できます。
持ち方は親指をシェーカーのトップにおき、人差し指をへこんでいるところに、小指だけが自分の体に向いている形に持ちます。
反対の中指と薬指を底にあて自然体で無理のない形でかまえます。かまえる高さはまっすぐに手を伸ばした直線上ぐらい、こぶしで2~3コぐらいの所にシェーカーを持ちます。
まずは一段振り。手首を使ってリズミカルに振ります。
押す力と引く力に極端な差をつけないで、力を抜いて均等な力で振る練習をしましょう。これができるようになったら次に二段振りの練習をします。
今はいろんな形のシェーカーが出ているので、どうしても二段振りをと言うことはありませんが、二段振りの方がシェーカーの中の氷の動きが複雑になり空気がより入るイメージがあります。
二段に振り分けても一段振りと同じように手首をリズミカルに振れるかどうかがポイントになります。
シェーカーのサイズは最近は昔より一回り大きくなって500mlが多くなってきています。
氷の質の向上やベーススピリッツを事前に冷凍庫に入れておくなどの工夫ができるようになりましたので、シェーカーがワンランク上の大きいサイズに氷をたくさん詰めてなるべく短時間で冷やす、混ぜる、空気を入れるというシェークの目的を実行するようになっているのかなと思います。
昔からシェイクした後のカクテルが水っぽいのは良くないと言われます。
適切な量の氷の解け具合というのは大事で、絶対氷を解かさないと言う意識よりもどちらかというとそれをコントロールする技術を身につける、と言うのが適切な表現なのかなと思っています。